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明石歩道橋事故、初公判 元副署長「できることはやった」と無罪主張

2001年、兵庫県明石市の夏祭りで11人が死亡した歩道橋事故で、強制起訴された明石警察署の元副署長の裁判が始まり、元副署長は無罪を主張しました。 「私としてはできることはやっており、過失はなかったと考えています」 遺族が見守る中、元副署長はきっぱりとした口調で書面を読み上げ、無罪を主張しました。 2001年7月、明石市の花火大会で起きた歩道橋事故。 異常な混雑の中で観客が転倒し11人が死亡、247人が重軽傷を負いました。 事故から10年以上が経ち刑事責任を問われることになったのが、明石警察署の元副署長・榊和晄被告(64)です。 起訴状によりますと、警備を統括する立場だった榊被告は、ずさんな警備計画を承認し、警察署にいた当日も適切な指示を出さず、事故を引き起こしたとされます。 この事故では現場にいた警察官ら5人が起訴され有罪判決が確定しました。 しかし検察は、「現場の警備責任者だけに過失がある」として榊被告を起訴しなかったのです。 検察の判断を覆したのは市民でした。 検察審査会が「起訴すべき」と議決し強制起訴されたことで、榊被告の刑事責任が問われることになったのです。 あの日から10年半の時を経てようやく始まった裁判。 有馬正春さんは19日朝、事故で亡くなった2人の子どものお墓を訪れました。 【有馬さん】 「いよいよ始まるよ。みんなでがんばるから応援してね」 千晴ちゃんと大くん…。 2人の写真をかばんにしのばせ、裁判所に向かいます。 【有馬さん】 「10年経ったけど『忘れた』とは言わないでほしい」 【次男を亡くした下村誠治さん】 「一緒に裁判で真実を明らかにするくらいの気持ちで臨んでほしい」 初公判で榊被告は「事故を防止できなかったのは非常に残念で申し訳なく思っています」と遺族に対し謝罪の言葉を読み上げました。 その上で「私としてはできることはやっており、また警備計画を作成する立場にもなく過失はなかった」と無罪を主張しました。 これに対し、検察官役の指定弁護士は「警察署内

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