19日午前、大阪市と神戸市の高速道路上で豚が歩いているのが相次いで見つかりました。
逃げ回る豚に捕獲は難航し、道路は一時渋滞しました。
高速道路での捕り物劇。
お縄となったのは…なんと、豚でした。
19日午前10時ごろ、大阪市西区の阪神高速大阪港線で「大きな豚が歩いている」と警察に通報がありました。
豚は車の間をすり抜けるようにして、高速道路上を20分間も走り回った末に捕獲されました。
阪神高速では一時、激しい渋滞が発生しました。
【目撃者】「豚を囲んで10~15人の人が縄を持って追いかけていた」
捕獲された豚は、体重が150~200kgというビッグサイズでした。
大阪での捕獲とちょうど同じ頃、今度は神戸市東灘区のハーバーハイウェイでも「豚が走っている」との通報が。
豚は西へ1kmほど進んだ灘区で、路肩にうずくまっているところを捕獲。
大阪と同じくらいのビッグサイズでした。
【記者リポート】「高速道路を走っていたトラックの荷台の扉がスライドして、そこから豚が逃げ出したとみられます」
警察の調べによりますと、トラックは三重県伊賀市の農場で豚約70頭を積んで香川県の食肉加工会社に運ぶ途中で、大阪と神戸で1頭ずつ落としたということです。
【出荷した農場の経営者】「過去に農場近くで落としたことがあった。こういうことがあってはいけないと徹底していたつもりだったが…本当に申し訳ないと思っています」
【目撃者】「かわいそうに、せっかく逃げたのにまた連れて行かれて、お肉にされるのやろうな…」
事故は起きず、けが人もいませんでしたが、トンだ騒動となりました。
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