大阪市は19日、橋下市長の意向を受け、職員の給与と退職金の減額案を労働組合に提示、交渉が始まりました。
【大阪市・橋下徹市長】
「1ヵ月しか経ってないですか。相当色んな事やった気がする。職員も大変。少なくとも僕の感じる範囲ではよくやっている」
19日で就任から1カ月を迎え、職員をねぎらう言葉を口にした橋下市長。
一方で、その市長の意向を受け大阪市は、労働組合に対し人件費の削減案を提示しました。
市の案は、職員の毎月の給料を4月から平均で7.4%、退職金も一律5%減額するもので、橋下市長は府市統合を見据え、給与水準を大阪府並みにする考えです。
対する組合側は「府のカット率を市に当てはめるのは理解できない」と反発を強めています。
こうした市長の改革姿勢を受けてか、市の全職員のうち、今年度末で早期退職する職員が、去年のほぼ倍にあたる656人にのぼることがわかりました。
【橋下徹市長】
「いいんじゃないですか。組織のスリム化を言ってきた。組織の中に残って橋下の民意は違うって公務員の立場で言うのではなくて、素直にやめるのはいいこと」
橋下市長は、今後の労使交渉がまとまらない場合は自ら組合を説得するとしています。
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