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JR脱線事故 遺族らが検察に「控訴を」

JR福知山線脱線事故の遺族が、一審判決で無罪となったJR西日本の山崎正夫前社長を控訴するよう神戸地検に対し申し入れを行いました。 神戸地検は「神戸地検だけで判断できることではない」などと答えたということです。 JR福知山線脱線事故の遺族ら7人は23日、山崎前社長の控訴を求める申し入れ書を神戸地検に提出しました。 業務上過失致死傷の罪で起訴されたJR西日本の前社長・山崎正夫被告(68)は、今月11日の一審判決で、「現場カーブが危険だという認識はなく、事故を予測できなかった」として無罪を言い渡されました。 神戸地検は、控訴するかどうか上級庁と協議を続けていますが、専門家は、最高検察庁が控訴に慎重になっていると指摘します。 【神戸大学大学院法学研究科・大塚裕史教授】「一審の裁判所が予見可能性を認めるのは極めて難しいと判断した。控訴した時にそれを覆せるだけの自信が最高検としてはあるのかを見極めているところだろう」 【次男を亡くした上田弘志さん】「無罪判決には到底納得できない。控訴して頂いて違う目で見て頂いて有罪なのか無罪なのかもう一度判断してほしい」 遺族によると申し入れに対し神戸地検は「神戸地検だけで判断できることではない」などと答えたということです。 検察は25日までに控訴するかどうかを決定します。

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