台風12号の豪雨災害で犠牲となった和歌山県那智勝浦町の遺族が27日、慰霊碑の建立などに向け「遺族会」を結成しました。
結成されたのは「台風12号那智谷大水害遺族会」で、那智勝浦町で犠牲となった29人の遺族が名を連ねています。
27日は、「遺族会」の代表を務める岩渕三千生さんと被害の大きかった3つの地区の区長が町役場を訪れ、町長に「遺族会」の設立を報告しました。
【遺族会の代表・岩渕三千生さん】
「本当に(災害を)忘れかけている人がいる。何らかの形で残していかないといけない」
「遺族会」は今後、慰霊碑の建立や慰霊祭の開催などについて町と協議を進めていくということです。
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