犬の毛の手入れを指導する神戸市の専門学校の車が、13匹の犬を乗せたまま盗まれた事件で、13匹が約30km離れた駐車場で無事見つかりました。
事件が起きたのは8日夕方、神戸市中央区の犬の毛の手入れを指導する専門学校です。
路上に停めていた学校のワゴン車が突然盗まれ、車の中には授業のために飼い主から預かっていたチワワやトイプードルなど、8種類13匹の犬が乗っていました。
【飼い主(9日)】
「ショックでほとんど寝てない。犬は家族やから」
「捜してほしいです。帰って来てほしいです。皆さんが同じ気持ちや思うんです」
学校は飼い主とともに夜通し捜索を行ってきました。
そして9日夜、神戸市北区のショッピングモールの駐車場で、買い物客らが犬を乗せたまま停め置かれたワゴン車を見つけ警察に通報したのです。
そこは専門学校から30kmほども離れた場所でした。
専門学校の話では、犬たちは小さな籠に入ったままで寒さに震えていたということです。
13匹の犬たちの健康状態に問題はなく、飼い主とともに我が家へ帰っていきました。
【飼い主(10日)】
「最初はかなり震えてた。全てみつかって良かったです」
「ありがたい気持ちでいっぱいです」
【専門学校の学院長】
「お客様がワンちゃんと頬を摺り寄せて嬉しそうにしていて良かった」
一方で、車と犬を盗んだ犯人は見つかっておらず、警察はショッピングセンターの防犯カメラを解析し調べを進めています。
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