被害額は約2400万円。
JR西日本の31歳の男性社員が、定期券を不正に発行し払い戻す手口で、着服を繰り返していたことがわかりました。
JR西日本によりますと、着服をしていたのは大阪環状線の天満駅に勤務する31歳の男性社員です。
この男性社員は有名人や知人の名前を一部変えた架空名義の定期券を不正に発行し、それを払い戻す手口で着服を繰り返していました。
この社員は定期券が不正に発券されていないかをチェックする立場で、立場を悪用して着服を隠していたということです。
被害総額は約2400万円…。
着服は約1年半、312回にわたって行われていて、男性社員が勤務した日の払い戻し件数が多いことに気づいた別の社員が、先月に申告したことから発覚しました。
【JR西日本近畿統括本部・本田博己次長】
「大きく反省すべき点は、不正行為を長期間にわたって行うような社員を信頼してチェックを任せっきりにしてしまったことです」
男性社員は「金は遊興費として使った」と話し、着服を認めています。
JR西日本は「厳しい処分をした上で、再発防止に努める」と話していますが、「現時点での刑事告訴は考えていない」としています。
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